専門看護師について

看護ケアのスペシャリスト

専門看護師は、複数の分野で専門的な看護を行なうスペシャリストであり、認定看護師と似ています。
しかし専門看護師は全国に1,700名ほどしかいない、とても希少性の高い職業です。
認定看護師が熟練した看護技術や知識を用いて看護を行なうのに対し、専門看護師は特定の専門看護分野の知識と技術を深めた人物です。
認定看護師が臨床現場のエキスパートであり、専門看護分野は看護ケアのスペシャリストなのです。

専門看護師も、医療ニーズに合わせて、以下の11の専門分野があります。

1.がん看護
2.精神看護
3.地域看護
4.老人看護
5.小児看護
6.母性看護
7.慢性疾患看護
8.急性・重症患者看護
9.感染症看護
10.家族支援
11.在宅看護

専門看護師として活躍したいならば、これらの専門分野の中から1つを選び、その道に進むために学んでいきます。
専門看護師は、認定看護師がケアする患者様の他に、家族もケア対象となり、医療スタッフや地域社会などの多くの人と関わりを持ちます。
さらには専門看護師になるには、看護系大学院に2年間通わないとなりません。

資格取得する場合は、仕事との両立は難しいことが多く、仕事場が資格取得を推奨していたり、資格取得後に復帰するなどサポートがあると、退職せずに勉強していくことも可能です。
または大学院に行った後に、病院に復帰するという約束で、大学院在学中はアルバイトとして働く方もいます。
ただ仕事場が両立を認めていないとなると、一度仕事を辞めないとなりません。
そして大学院卒業後に、資格取得の試験を受けて合格すると資格が得られます。

専門看護師としての仕事

・地域と連携して患者様をサポート
医療機関や地域と連携して看護の質を向上させ、このようなことが出来るのは、専門看護師だけです。
自分の看護ケアで、地域全体の看護の仕組みを変えることも出来るのは、大きな魅力です。

・看護師として後輩を育成
看護師のリーダーとしての存在になり、他の看護師の指導も行ないます。
病院全体の看護の質を高めるため勉強会を開催するなど、看護師全体のコーディネーターとしての役割もあります。

・専門知識を看護現場で実践
身につけた専門知識を医療現場で実践でき、自分が行なってきた看護を研究し、そして論文にして看護学会に提出する事も出来ます。
このようにして、看護の観点から研究していくことも出来るのです。

・チーム医療を支える
薬剤師や医師、栄養士などの医療スタッフと協力し、チーム医療を支えるということも行います。
患者様の治療方針を薬剤師などに伝えたりと、患者様と医療スタッフを繋げるような役割も行い、とても重要な仕事と言えます。
このように専門性の高い仕事を、率先して行えるのも大きな特徴なのです。